5/8 発売『朝日新聞「吉田調書報道」は誤報ではない: 隠された原発情報との闘い』
15/04/27
政府事故調査委員会の「吉田調書」を暗闇から引きずり出したといわれる朝日新聞報道と、その後の誤報騒動を新しく発見された証拠資料などを基に、朝日新聞報道が誤報ではなかったことを詳しく検証しています。
Kプロジェクトの木村結も東電の情報公開について寄稿しています。
映画「日本と原発」では、「吉田調書」に記載されている東電作業員退避問題と、国家壊滅の危機について大きく取り上げています。これは、映画制作終盤の大きな追加変更という一大事業の結果なのです。
「吉田調書(リンクから朝日新聞記事が開きます)」は、映画制作中に報道され、相次ぐ続くバッシングにあいました。
このことについて、河合も海渡も制作に関わる全員が重く捉えていました。
そこで「吉田調書」を多角的に検証し、映画でどのように表現するかを何度も検討した結果、当初予定していなかったパートを作成することになったのです。誤報という名のヴェールに真実が覆い隠されることなく、福島第一の事故当時、本当に何があったのかを見極め、真実を伝えることに注力しました。
海渡雄一弁護士がいただいた強い危機感は「第二次世界大戦の直前にも朝日新聞がバッシングを受け、徐々に報道への締め付けが厳しくなっていったこと」に起因してます。
日本に“良識を存続させるために”も、ひとりでも多くの方に読んでいただきたい一冊です。
2015年5月8日発売いたしました。
海渡 雄一、 河合 弘之、原発事故情報公開原告団・弁護団 (著)/発行:彩流社/本体1,600円