記事:朝日新聞社編集委員 大久保真紀氏
17/02/21
脱原発後の未来を描く映画化「日本と再生」
2017年2月20日と24日、朝日新聞神奈川版、東京版に朝日新聞社編集委員大久保真紀氏の署名記事を載せています。
抜粋して紹介します。記事は、記事全文(神奈川版)(PDF)、 東京版(PDF)または、 朝日新聞デジタル版 をご覧ください。
「河合さんは、2014年と15年に『日本と原発 私たちは原発で幸せですか?』『日本と原発 4年後』と2本の映画を制作、日本の原発の問題点を描いた。これらは約1800回自主上映され、約10万人が見たという。多くの観客から『原発はやめなくてはならないのはわかったが、電気はどうすればいいのか』と問われたことが、この映画を作るきっかけになった。
1、2作は6700万円にのぼる制作・宣伝費は自腹を切ったが、今回は、寄付で約7千万円の製作費をまかなうことができた。もともとは『反原発なんて言わない方がいい』と言っていた知人の中小企業の社長ら十数人が原発の問題点を描いた前作を見て、賛同し、協力したという。
世界を旅した河合さんは『僕も2年間、あちこち旅をして学び、成長した。映画を通して、多くの人に自然エネルギーに向かっていけば未来は明るいということを知ってほしい』と話す。同時に、『特に経済界には自然エネルギーはもうかるということを知ってほしい。自然エネルギーはすでに世界を動かしていて、このままでは日本は乗り遅れてしまう』と訴える。
映画にも出演した小泉純一郎・元首相(75)は『自然エネルギーでやっていけるという説得力のある映画だ。原発ゼロ運動をしてよかったと思わせる内容。多くの人に見てほしい』と話した。」
(2/20/2017 朝日新聞デジタル:記事抜粋)